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杭州にいたアノ人は今!



プロフィール:
サレス万梨子  シャンタルキヨ子
WE CHAT ID:iroha06
Mail:ryuusuimonn@yahoo.co.jp
フランス人と日本人のご両親の元で生まれ、日本語、フランス語、英語、中国語が話せる逸材。
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日本に帰ってきてからものすごく恋しくなったのは、まず中国の美味しいお茶です!
 
杭州に住むことになったのは2014年でした。
当時大学を卒業したてで、社会人としての初めての生活は杭州でスタートしました。
もちろん海外に住むのも全く初めてで、中国語も話せなかったため、中国へ向かう飛行機の中では挑戦の想いと、少なからず不安もあったのを今でも思い出します。
杭州に住み始めた当初、生活習慣の違いに新しい発見が多く、毎日驚きと興味の連続でした。バイク専用の道路が車道と歩道の間に有ったり、中国茶の美味しさに感動したり、何より、言葉も分からない外国人である私にも笑顔で優しく接してくれた杭州の温かい皆さんに毎日勇気をもらっていました。
 レストランに入っても、日本で食べる中華料理と杭州の本場の料理は料理名から味まで違ってどれを頼めば良いか分からなかったとき、後ろに並んでいたおじさんに「これが美味しいよ」とメニューを指差して身振り手振りで教えてもらったこともあります。
 食べる、寝る、生活を成り立たせる、という基礎的なことも一からたくさんの方の支えを頂いたからこそ習慣に変えてゆくことができました。
 職務の面では、社会人としての訓練を受けぬまま物流業界に飛び込み、主に日系のお客様を営業として担当しました。
 海外赴任されているお客様は、各社で物流を担当されている皆様ですが、社会人としても人生でも大先輩です。お客様を訪問し、面談の機会をいただく中で、多くのことを学ばせていただきました。物流業者として、プロとして、一日も早く知識と経験を身につけたいと焦っていた私でしたが、お客様とお話させていただく機会を重ねることで、職務に対する誇りを持ち、誠実に努力を重ねること、そして、どんなに大変な時も人間として温かさを忘れない事がどれだけ重要なことか(そして、身につけることがどれだけ難しいかも)教えていただきました。社会人になりたての若い私にとって、素晴らしい人生の大先輩の皆様と業種を超えてお会いする機会をいただけたことに、心から感謝しています。
 杭州を突然離れることになったのは、杭州に住み始めて2年が経った時でした。
急遽上海への異動が決まり、すっかり杭州を第二の故郷のように安心出来る場所に思っていた私にとって、大都会上海への移住は新たな挑戦でした。
元々日本でも北海道の田舎で育った私にとって、杭州も十分に都会でしたが、上海はそれ以上の大都会です。龍井村で、大切な中国で得た友人たち、そして日本人の友人たちがサプライズ送別会をしてくださり、杭州から離れがたい気持ちと、どれだけ自分が多くの方の真心と優しさに支えられていたかを改めて知り、大きな花束に顔を隠して思わず泣いてしまいました。
上海での生活は都会ならではで、杭州なら同じマンションの方と会ったり、馴染みの商店に行くと「おはよう!」「元気?」等と声を掛け合いますが、そう言った人間的な交流は多くありません。ただ、仕事への挑戦を胸に日々を過ごしましたが、空気が悪かったため、元々持っていた喘息が悪化し、1年後にはドクターストップという無念な形で退職し、治療のために日本に戻りました。
 北海道で療養後、物流業界は私にとって掛け替えのない、一生挑戦を続けたい業種だという思いが強かったため、再度日本で中国で勤めていたのと同様の企業の入社試験に応募し、昨年の11月から東京で職務に当たっています。海外事業本部という会社内でも国際色の強い部署で、海外で直面する問題やお客様に少しでも多様なサービスをご提供出来るよう職務に当たっています。この様な気持ちで今職務に向き合っていけるのも、海外で実際にどの様な問題に日々直面するかを、身をもって経験した日々があったからこそだと思います。
日本に帰ってきてからものすごく恋しくなったのは、まず中国の美味しいお茶です!笑
杭州はお茶処で、大切な友人たちの心遣いで、毎年龍井でお茶摘みの体験をさせていただいたり、中国でも最も高貴なお茶の一種である龍井茶を日常的に飲んでいたので、日本に帰ってきてからは恋しくて仕方がありませんでした。
そして本場の辛い中華や屋台の炒飯、道端で買えるふっくらした包子!恋しい料理を上げるときりがなくなってしまいます笑
 日本で初めて勤め始めた時もギャップに色々と驚きました。
 中国では同僚と会社終わりに一杯飲む時も、お互いの家族の話や将来の夢など、比較的プライベートな話で盛り上がりますが、日本では比較的仕事の話が多いことに驚きました。また、これもよくある話かもしれませんが、ファストフード店やカフェで中国での習慣でうっかり下膳を忘れてしまったり、食べられない部位をお皿の外に出したり、信号が変わりそうな時に体が周りの人の一歩前に出てしまったり!笑
「ありがとう」を伝えたい時に、二本指で机をコンコン叩いても、日本では伝わらなかったのも友達との笑い話になっています。それに、市場で「2つ買うから少し安くして!」とつい価格交渉をしたくなってしまうこともあります!
自分でも中国での習慣がすっかり自分の身体に染み付いていることに、くすぐったい喜びを感じますが、中国、日本の習慣の両方の違いを自分の中で整理してゆくのが今後の課題です。
杭州は私の大人としての人生をスタートした地で、第二の故郷です。
日本に帰ってきてからも、杭州でお知り合いになった大切な人生の先輩達と再開して語り合い、日本に留学中の友人たちとも交流が有り、そのご縁はこれからも私の大切な宝物です。
将来の夢は尽きませんが、また機会に恵まれたら杭州に住人として戻りたいと思う気持ちも強くあります。また、中国で得た貴重な経験を、世界の何処に行っても活かして行けるよう、しっかり大切にしてゆきたいと思います。
一先ず、杭州にはプライベートで戻る機会がこの先ちょくちょく有ると思いますが、「あっ、あんな奴いたな!」と思い出していただけたら、是非一杯行きましょう!笑そして、日本にいらした際は、是非お声がけくださいませ!
最後に、杭州でお世話になった皆様に心から感謝を申し上げます!




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