| ■10月の特集1 足をのばして「富陽(フーヤン)」へ
●龍門古鎮
所在地 |
富陽市龍門古鎮 |
電 話 |
0571-63506192
浙江省杭州龍門古鎮旅遊開発有限公司 |
入場料 |
35元 |
閉 館 |
8:00〜17:00 |
行き方 |
杭州の延安路、龍翔橋のバス停
514で富陽まで。その後タクシー |
▼ 古い街並み
現在、杭州市内では、どんどん観光開発が進められ、古い街並みが消え去り、新しい景観へと姿を変えています。 杭州を代表する「古い街並み」と言えば「河坊街」ですが、ご存じの通り、現存する古い建築はごく一部のみで、他は古い建築を模した商店。 何の風情もないとよく言われますが、実際「おみやげ街」と考えた方がいいでしょう。(河坊街は夜に行けば多少風情があります)
では、昔ながらの古い街並みと言えば、「紹興」や「烏鎮」など水郷の街に現存している訳ですが、杭州の隣の富陽市にそれがありました。
不勉強ながら初めて知りましたので、ご紹介します。
▼中は迷宮
村の入り口には門がぽつんと立っているだけで、外からは中の様子をうかがい知ることはできません。 そばにあるチケット売り場で一人35元を支払い入場。 若い女性ガイドに案内され、一歩中へはいるとそこは別世界。
想像以上に古い建築物が、狭い通路をはさみ建ち並び、その通路は無秩序に交差し、あたかもそこは迷路。
ガイドさんは、現地に暮らす女性で、観光客が迷子にならないように案内してくれます。
この村は、面積18km2ありますが、そのうち古い街並みを保存している面積は2km2。 実際に人が暮らしています。 聞いたところ、若者は街を出て行く場合が多く、残った村民は農業と、バトミントンのラケットのネット張りなどの内職を行っています。
右がガイドさん
▼村の9割は同じ姓
村民の90%の姓が「孫」。 三国志で有名な孫権の末裔です。 そのことを誇りに思うか聞いたところ、若いガイドさんは「随分昔のことだから、特に関係ないです」とのこと。
建築物によっては400年前の物もあり、もう朽ち果てそうなものもあります。
実際住民が暮らしているため、中には学校や小さな商店、散髪屋等が散見されました。
ところが観光客向けのレストランや土産物屋は見あたりません。 どうやら街並みの保全に力を入れているようで、勝手な開発はできず、住居のエアコン設置さえ禁止されているそうです。 政府からは各個人への住居の改修費等が支給されているわけではなく、政府はもっぱら宣伝やインフラ整備を行っているとか。



今回、ガイドさんの先導で1時間ほどかけ、駆け足で回りました。
そこに暮らす人の数百年の時間が刻まれた壁や柱が、朽ちかけながらも何かを語りかけている。そんな感慨を抱きつつこの村を後にしました。
(撮影・文 中沢)
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