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■4月特集1 杭州ー成田直行便レポート
(その2)ビジネスクラスのススメ
●ビジネスクラスに初挑戦 飛行機で移動する際、何が大変かというと、その拘束時間。 実際の飛行時間は、杭州−成田間で3時間前後ですが、約2時間前に空港に入り、到着後も預けた荷物を引き取り、空港を後にする時間を含めれば、正味6時間ほど拘束されることになります。
その拘束時間をストレスなく快適に過ごし、さらに飛行機が飛び立つまでの時間を有効に利用したいとなると、選択肢として浮上してくるのが、「ビジネスクラス」。
筆者も初体験だった訳ですが、ビジネスクラスを検討されている方への参考になればということでレポートします。
●快適さの追求 ビジネスクラスとエコノミークラスを比較すると、「シートが大きく快適」、「機内食がおいしい」、「空港内の専用ラウンジが利用できる」、物理的には、この三点が最も大きな違いでしょう。 さらには、乗客へのサービスに対して、「特別なお客様」としての接客姿勢があり、機内でのサービスの際、時には、「○○様」と名前で呼んでくれるなど、エコノミーとは一線を画す内容。 例えば、私がラウンジから一度外へ出て、再び戻ってきた時。 ラウンジの招待チケットは既に無いわけで、航空券を見せないといけないのかなと考えていたら、「おかえりなさいませ」の一声。 これで全て解決。 名前を呼んでくれることなどは、うわさには聞いていたものの、そのサービス水準の高さには目から鱗が落ちる思いです。
●成田空港ラウンジ(ANA) フライト時刻まであと2時間ほどある。 その待ち時間をどう有効に利用してもらうか、航空会社の回答が「ラウンジ」かと思います。
ラウンジの最も基本的な構成要素は、椅子とテーブルですが、ここANAのラウンジ、よく見ると、その配置に工夫が凝らされていることが分かります。 グループで打ち合わせに使いたい、ちょっと談笑したい、一人でくつろぎたい、パソコン使って仕事がしたい等々、テーブルと椅子で、そんなシチュエーションがうまく表現されています。
さらに、今回利用したラウンジでは、喫煙室が比較的大きく取られており、決しておまけのスペースではありません。 禁煙・嫌煙ばやりの世の中、これだけのスペースをとり、快適な喫煙空間を作り出していることは、愛煙家にはありがたい話です。
●シートは快適 写真でお分かりいただけるように、ビジネスクラスのシートは、ピッチや幅が十分にあり、 座った感じは、ヨーロッパ車の堅めのシート。 特筆すべきは、リクライニング等調整できる箇所が全部で5つと、足を載せるステップの位置から、ランバーサポート、シートの前後調整まで、あれこれ動かし、最適な位置を見つけることができます。
例えば食事の際、エコノミーでは非常に窮屈な感じで食べることになり、まさに肩身の狭い思いをするわけですが、ビジネスクラスでは、シートピッチや幅に余裕があることから、食事をしながら、シートに付属のテレビを見ることさえできます。
また、エコノミーと比べ、お客の絶対数も少なく、アテンダントが担当する客の数も少ないことから、例えば客の名前を呼ぶなど、密度の濃いサービスができる訳です。
●ちゃんとした食事が 「ラウンジ」、「シート」、最後に「機内食」です。 お弁当ではなく、ちゃんとした食事をいただくことができます。筆者は、割と味にはうるさい「貧乏グルメ」なのですが、和食、洋食共に満足。 特に、中国の滞在が長い方には、和食ではなく、逆に洋食の方をおすすめしたいと思います。 というのも中国でまともな洋食を食べる機会が、恐らく少ないのでは、と思うからです。 私など、変な話ですが、やや塩味の効いたバターとまろやかなドレッシングに感じ入ってしまいました。 (もちろんメインもおいしいですよ)
●簫山国際空港のラウンジは? 簫山国際空港にも当然、ビジネスクラスのラウンジがあります。 ここの管理は航空会社ではなく、空港直営なのでしょうか。 成田と比べるとこぢんまりしており、サービスの担当者も皆中国人でした。 中で、サービスについてのアンケート調査票を配っており、私はレストランの充実と喫煙室の設置を要望しておきました。
中国で生活していると分かりますが、それなりのお金を払わないと、満足できるサービスや環境は手に入りません。 今杭州では珈琲館が流行していますが、その珈琲一杯が30元前後と、日本以上の価格です。 これは、提供されるサービスや環境への対価がほとんどで、日本以上にサービスや快適さをお金で買う意識が強いのかも知れません。 将来、ビジネスクラスの利用者は、金持ちの中国人が占めていく、ひょっとして、そんな時代が来るかも知れない、今回取材して、そんな感覚にとらわれました。
今回、取材に当たって、全日空杭州支店様のご協力をいただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。
(2004/04/09) 中沢
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