●復元された300年前の自然と町並み
2002年から始まった西湖再開発の中では、03年10月に完成した西湖西側の湖面拡張工事はハイライトと言えると思います。 この辺り、工事前は水がなく、畑や民家だったのですが、この西湖再開発を機に300年前にはあったという湖自体を復元させました。 当時の様子をできるだけ復元するため、コンクリ等の護岸や道路舗装を行わずに、木や石を使った非常に自然が多い場所に生まれ変わりました。 この自然復元工事によって、日本やドイツなどでも近年注目されている「ビオトープ」が生まれたわけです。
この工事は15億元を費やしており、元々5.68km2であった西湖を6.5km2に拡張、さらには周辺に百数十万株の水生植物が植生されています。
また、この地区では、撤去された住宅は933戸、企業は125件に達するそうです。
●復元された自然環境
この茅家埠ですが、写真のとおり中の通路には木や石が使われており、コンクリやアスファルトは使われていません。 この効果は大きく、筆者は何度もここに足を運んでいますが、コンクリ等の道路で感じる晴天時の「まぶしい」とか「暑い」といった感覚はありません。 なにかほっと落ち着ける環境ができあがっています。
●茅家埠へのアクセス
さて、この茅家埠ですが、楊公堤から入る方法と、龍井路から入る方法があります。 龍井路から入る場合は、バス停の「茅家埠」で下車すれば、すぐ東側の写真下の入り口から、湖の方へ入っていくことができます。(バスは27、Y3、Y6。路線図です)
また、楊公堤から入る場合は、北から「杭州花園」、「杭州療養院」があり、その次の「上香古道」から西へ入ります。 ちょっと分かりにくいので、よく看板を注意して見て下さい。
●復元された街並み
茅家埠にある東西の道は「上香古道」と呼ばれており、龍井路の東西に復元された街並みが立ち並んでいます。これらは、白壁に黒い屋根が特徴です。 この辺りですが、実は観光客がそうは多くないため、西湖の東側、南側に比べると静かで落ち着ける場所です。 日本からの観光も結構ですが、中国在住の方に特におすすめできる場所かと思います。
(補足:西湖南線、湖濱路は夜の散歩もいい雰囲気ですが、この辺り夜は真っ暗でおすすめできません。)
一方、「茅家埠」下車後、西側にも東側と全く同じような門があり、その奥は、写真下のような改築された民家が並んでおり、観光客向けの食堂や土産物屋を営んでいます。
(2004/5/27 中沢) 西湖拡張の詳しいレポートは筆者別サイトにあります。 興味のある方はどうぞ
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