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杭州発 電動二輪車事情


 最近、街を歩いているとオシャレでかっこいい電動二輪車が増えたような気が・・・。「お、あのカラーリングかっこいい」、「あの形、イカス!」と思いながら電動二輪を眺めることもしばしば。アイフォーン 6 を購入するよりも電動二輪を購入して杭州での機動力を高めたいともくろむ筆者が電動二輪について調べてみました。


 普段、何げなく見ている電動系の二輪車ですが、よく見てみるとペダルが付いている二輪車とペダルが付いていない二輪車の2種類があることについてご存知でしょうか。ご想像のとおりペダル付きが電動自転車、ペダル無しが電動バイクと区分がされているようです。下の表①でGB(中華人民共和国国家標準)で定義されている内容をまとめてみましたのでご参考ください。
 
 表

■電動自転車とは二つの車輪がありペダルをこぐことができ、電動および電力補助動力機能を有する特殊自転車を指す。

① 最高時速は20km以下であること

② 車体重量が40kgを超えないこと

③ ペダルをこいで30分で7km以上の自走能力があること

1回の充電で25km以上を連続走行できること

⑤ 最高速度のときの騒音が62デジベル以下であること

100kmの走行距離における電気消費量が1200kwh以下であること

⑦ 定格出力が240w以下のモーターを搭載していること

■電動バイクと電動軽易バイクについて

A電動バイク

① 最高時速が50km以下で設計されてい る二輪バイク

② 最高時速が50km以下で設計されている三輪バイクで、車体重量が400kgを超えないこと

B電動軽易バイク

① 最高時速が20km以上50km以下で設計されている二輪バイク

② 【A-②と同じ】


 グレーゾーン?
 調べてみると電動自転車の規格制限が具体的な定義項目が多いのですが、電動二輪バイクについては車体重量やモーターの定格出力の記載が見当たりませんでした。これは・・・、かなりグレーです。(そもそも実情にそぐわない電動自転車の定義が必要か疑問ですが・・・)
 筆者が気になっている電動二輪車は定格出力1000Wのモーターで最高速度は60kmです。さらにグレードが上がると1500Wで最高時速80kmのものもあります。明らかに電動バイクの規格を超えています。(中国の道路事情でこんなにスピードが出ても大変怖いのですが・・・、スペック的には魅力です)
規制が緩い?
 ネット通販でも最高速度を謳い文句にして堂々と販売しているお店もあるので、当局の規制も緩いのではないのでしょうか。ある店主に確認したところ、電動バイクを購入後にも電力出力を改造して最高速度をさらに上げることも可能とのこと。現在、規格外の電動バイクの販売も多く、購入時に車両登録しない人もいるとのことです。出回っている規格外の二輪車が多すぎるため、当局も管理しきれないようです。(まさに赤信号みんなで渡れば怖くない的な精神です。ただ車両登録されていない場合は盗難にあったときに心配です・・・)

 二輪免許証はいるの?
 電動二輪車ですが、大型で速度もかなり出るものもあります。二輪免許証は必要ないのでしょうか? 二輪免許関係の種類について表②でまとめています。
 表②の免許は機動車(燃料で動く二輪)を対象にしたものです。機動車であれば、排気量50cc以下の軽易バイクでも免許証が必要となるのです。では電動二輪車はどうなるのでしょうか? 電動自転車については交通法の中で自転車と同じ非機動車の区分に明確に定義されているので免許証は必要ありません。しかし、最高時速が20kmを超え、さらには50kmを超えるような電動バイクはどうなるのでしょうか? これについてもかなりグレーなところです。実態はというと免許証なしで電動バイクを運転しているようです。機動車のバイクについてもD、E、Fと区分がありますが、その区分を守らずに無免許で運転している人が多いようです。
 
 表②

免許種類

D

E

F

車型

普通三輪バイク

普通二輪バイク

軽易バイク

運転できる車種

エンジン排気量が50㏄より大きい、或いは最高時速が50kmを超える三輪バイク

エンジン排気量が50㏄より大きい、或いは最高時速が50kmを超える二輪バイク

エンジン排気量が50㏄以下、或いは最高時速が50km以下の二輪バイク

注1:蕭山、余杭、濱江区は含みません。


 杭州市区(注1)でのオートバイ規制
 杭州では《杭州市市区道路交通管理条例》で2003年2月26日よりオートバイの市区での使用を禁止しています。ここで言うオートバイは燃料を動力とする二輪車と三輪車のことを指します。騒音、排気ガスなどの公害を理由に市区でのオートバイの使用を禁止する中国の都市は多いです。それ以降、中国では電動二輪車の需要量はどんどん増え2006年にはオートバイを超えて、2007年には自転車をも超えたようです。

 気になる電動バイクの紹介
 では、ここで筆者が気になっている電動バイクを紹介したいと思います!

 王道のベスパタイプ
 スクータータイプのバイクと言えば、このベスパタイプ。形状、カラーリングと様々なタイプが市場に投入されています。価格帯は1500~3000元。仕様やお店でかなり価格差があります。


 ズーマータイプ
 個人的に好きなのがこれ。このタイプの電動バイクを街で見かけるようになってから電動バイクが気になるように。ホンダ・ズーマーにそっくりであるが特許に抵触しないのか疑問。価格帯は1900~3000元。ベスパタイプと同様、仕様とお店によってかなりの価格差があり。


 自己責任で電動バイクを使用
 最後に杭州の某警察機関に電話をして、「電動バイクは運転免許証が必要ですか?」と質問をしてみました。回答は「電動車は電動車、バイクはバイク」ということでした。電動自転車と電動バイクの区別はないようなニュアンスでした。インターネット上の質問でも運転免許証の必要有り無しの見解が分かれており、実際に警察機関に確認しても曖昧な回答だったことから、自己責任として電動バイクを利用するべきかと思います。二人乗り、市内での時速20km以上での走行などの違反行為をした場合は罰則や最悪の場合は電動バイクの没収ということもあり得るのではないかと思います。中国ではよくある、担当する人間により処罰方法が変わるということも考えられます。
 電動二輪車は中国では便利な交通道具ですが、そういうことを踏まえた上で使用するべきだと思いました。
 現在電動二輪車を使用している方、今後購入する予定の方もくれぐれも安全運転でお願いします!

 参考資料: BAIDU百科、TAOBAO、Wikipedia
 ※本原稿は筆者が現地資料と現地の方の話をもとに筆者の意見を交えてまとめた内容です。記載内容には重々注意をしておりますが、本原稿の記載内容と実際の内容が違う、もしくは本原稿をもとに発生したトラブルにつきましては一切の責任を負いませんので予めご了承のほどお願いいたします。
 


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